ご覧頂きありがとうございます！
このストーブを初めて見る方も多いと思います。
その名も、プリムコンパクトというモデルです。
元々はミリタリーストーブとして製造されたらしいのですが、ろくに製造される事なくほんの2、3年で幕をとじてしまったモデルです。
日本民間人の僕としては、名作としか思えないのですが、ロシア軍人にしてみると、いちいち使う度に組み立てるなんて面倒くさいという事らしいです。

この出品物はいつも取引しているロシアの友人から譲ってもらったのですが、一般人である彼ですら、「It"s too much hassle to put them together pieces! 」（組み立てるの面倒くさ～！）と言います。

これしきのパーツを組み立てるのってそんなに面倒くさいですかね？
それが面白いんだと思いますが（笑）


一刻を争う戦時使用、もしくは訓練使用ならば時間の無駄遣いかも？ですが。

今回は、錆等のダメージがあるので格安スタートで出品します。

このモデルは灯油、ガソリン、どちらでも使用出来るマルチフューエルタイプで、使用燃料によるニードル、ニップルの交換は必要ありません。
燃料を入れ替えるだけでOKです。
ただ、ガソリン使用の方が赤火は出にくいので、現地の方はガソリンを使用される事が多い様です。
ちなみに私は通常レギュラーガソリンを使用しています。

使用後はオールインワンになり、コンパクトの名に恥じません。

ソビエトはヨーロッパの国々のコピーが得意だったのですが、このモデルに関しては独自性があり、未だにヨーロッパでは凄く人気があります。


ロシア国内はおろか、世界的に見ても入手困難品で、日本で使用されている方は10人にも満たないのでは？と思います。


ちなみに、いわゆるクリーニングニードルはバルブの真下にあります。

ニップル、グラファイトパッキン、ゴム類がスペアパーツセットに入っているので安心です。

構造はシンプルで、手が届かない様な箇所にスパナを入れ込んだりする必要が無いのでメンテナンスは簡単です。



サイズですがタンクの直径は約122ミリ、高さ約70ミリ、ケース幅は約220ミリ、奥行きは約125ミリ、高さは約85ミリとなります。
実際に使用している時のゴトクの高さは約125ミリです。

非常によく考えられて製造されたモデルなので、ある種プラモデルを組み立てている様な感覚になります（笑）使用後のバラシも楽しめると思います。

火力調整はメインバルブだけでも多少は利きますが、底面のクリーニングニードルを上げる事により燃料調整を同時に行う事でよりスムーズに行えます。

2レバータイプのバーナーや、ビンテージランタン（クリーニングニードルタイプ）と同じ要領ですね。
ニードルでニップルの穴を塞ぎ燃料供給の調整を行う仕組みです。

初心者の方には理解不能かと思いますが(^_^;)


たまにプレヒートをせずにいきなりバルブを捻り点火させて大炎上させる方がいらっしゃいます。

プレヒートは必須ですので、必ずやって下さい。

バーナーキャップが黒ずんでおり、燃焼品かと思われるかも知れませんが、材質及び、製造時の鋳造過程によるものです。ブラス部のくすみも同様です。

個人的には、こちらは未点火のまま保存して頂きたいレベルの逸品です。
おそらく未使用品を持ってる方は世界で100人も居ないと思いますし…

少々値は張りますが、コレクションとしては最高かと思います。
価値のわかる方にお譲りしたいので、赤字覚悟の安売りは出来ません。
大切にして頂ける方をお待ちしております。



この他にも色々出品していますし、今後も出品します。
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それではどうぞ宜しくお願い致します。